(5月29日) 明日から広島カープとの2連戦が始まりますが、今日はここ広島でオフデーを過ごしています。
先日の阪神戦以来、ここ数日間一部の阪神ファンの皆さんにもこのブログをみてくださっているようですね。ありがとうございます。今日はお寄せくださったコメントに関するご返答をさせていただこうと思います。
27日の試合中の9回に起こった阪神の金本選手の打席での死球に関して知りたい方が多いようなので、まずそのことについてお話させていただきます。その試合をご覧になっていない方々にもわかるように、どのような状況で起こったかということをふまえてお話したいと思います。
その9回の時点で連続ホーマーや安打で僕達がリードしていたのですが、チームのみならず今シーズン良い成績を残している福浦選手の打席(ランナー2・3塁の場面)で阪神のピッチングコーチからタイムアウトがかかり、マウンドにいるピッチャーに手短に話をし、そのピッチングコーチがマウンドを降りた直後の投球(時速約 145 キロ)が福浦選手の前腕に当たってしまうという場面がありました。彼があまりにも険しい表情をしていたので心配になり、ダグアウトから彼の様子を見に行きました。その後、阪神側のダグアウトを注意してみていたのですがコーチ陣や監督の表情を見ていてもそのことについて申し訳なく思っているような様子もみられなかったので、あの投球は僕も含めマリーンズメンバー全員がタイムアウトの際にマウンドに話にいったコーチによる故意によるものではなかったのかと感じていました。
続く阪神の攻撃中、2番打者・金本選手の打席で(藤田投手が登板していた場面)打たれていてもおかしくない2球のイージーピッチの後の4球目が、金本選手(福浦選手に当たったほぼ同じ部位)に当たってしまうという場面がありました。
阪神ファンの方からいただいたコメントには、金本選手への死球は福浦選手への死球の報復のためだったのかという方もいらっしゃいました。このことについても明確にしたいと思います。
まず相手打者への与死球と比較すると、現時点で僕達チームが受けた死球というのはその2倍の数にあたるということ。(与死球は14球ということに対し、受けた死球はその倍の28球)なかでもズレータ選手が受けた死球の数はリーグ内でも最多で、それも同じ部位に(手)ボールが当たってしまっているのでアメリカの手の専門医に診てもらう予定になっています。指に負った打撲の状態が深刻なものになってきているので、手術が必要になることも考えられます。
次にお話したいのは、マリーンズの打者が死球を受けた過去27回のうち、続く相手チームの攻撃の場面で僕のチームが死球を与えたことは一度もなかったということ。
もう一点お話したいのは、本当に日本の野球をダメにしているのは誰なのかということを阪神や阪神ファンの皆さんに理解してもらう必要があるのではないかということです。毎試合約 55,000 人の観客に囲まれて試合ができるという環境、ファンサービスを行う必要も、試合であげた収益を阪神のように大きなファンベースと大都市でプレーできるという環境に恵まれていない他チームとシェアする必要もないということで、他のチームとは異なる特定のルールに従ってプレーしています。日本の球界全体をより良いものにするために他チームと協力し合うという概念がないことが、日本の球界に悪影響を及ぼすものの一つになっているのではないかと思います。
そしてもう一点、阪神ファンの皆さんに知っておいていただきたいことがあります。先日の2連戦・最終日の試合開始前に試合を観戦しに来ていた友人と写真を撮ろうとスタジアムの外に出てきたのですが、その際外で待機していた阪神ファンの方からのサインや記念写真に応えようとしていたところ、警備員の方に制止されたのです。(まるでパニック状態にあるかという様に)僕と友人は、すぐにスタジアムの中に戻るようにということで誘導されたのですが、阪神ファンの方達はその際、警備員の人に写真を撮らないようにとカメラを取り上げられていました。
ここまでする必要はないと思うのです。相手チームの監督が阪神ファンの皆さんの近くにいくということがそんなに危険なことだったら、野球ではなくいっそ剣闘士の戦いに値するぐらいの野蛮なイベントに変更した方がいいのではないでしょうか。
僕はファンの皆さんがあってこそのプロ野球だと思っているので、ファンサービスを大切にしています。試合についても「本来ならこうであるべきだ」という概念も持っています。同意できない人がいるとしても、それはその人が持っている概念でしょうし仕方がないことだとは思います。
今日の更新をみて思うところをコメントに書いてくれる人もまた出てくるかもしれません。これからの更新も楽しみにしていてください。
ボビー
Commit to your passions – Passionately pursue your commitments
心に誓い、心を燃やす